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更年期の顔の肌荒れ、原因と改善方法
乾燥・赤み・かゆみ症状別の対策と漢方アプローチを紹介

「40代後半から急に顔の肌の調子が変わった」「保湿をしっかりしているのに、顔の乾燥やかゆみが改善しない」——そんな悩みを感じていませんか?

更年期による肌荒れに悩んでいませんか?

更年期に起きる顔の肌荒れは、女性ホルモンの低下によるバリア機能の低下が根本原因です。スキンケアだけでは改善しにくいのは、体の内側に原因があるからです。

この記事では、更年期に顔の肌荒れが起きる原因と症状パターン、正しいスキンケア手順、そして体質から整える漢方アプローチまで、薬剤師の視点で詳しく解説します。

この記事の内容

  • なぜ更年期になると顔の肌荒れが起きるのか
  • 更年期の顔の肌荒れ:症状パターン別の特徴
  • 更年期の顔の肌荒れを悪化させるNG習慣と正しいスキンケア手順
  • 体質から整える:漢方での顔の肌荒れ改善アプローチ
  • スキンケアと漢方、組み合わせることで変わること
  • よくある質問・まとめ

なぜ更年期になると顔の肌荒れが起きるのか

「化粧品を変えたわけでもないのに、急に顔がカサカサする」「頬や額に赤みが出るようになった」——40代後半から50代にかけて、こうした顔の肌トラブルを感じる女性はとても多いです。その原因は、更年期に起こる女性ホルモンの急激な変化にあります。

エストロゲン低下が顔の肌に与える影響

更年期(一般的に45〜55歳頃)を迎えると、卵巣の機能が低下し、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が急激に減少します。エストロゲンは「美肌ホルモン」とも呼ばれ、肌のうるおいやハリを保つうえで欠かせない存在です。

エストロゲンが低下すると、顔の肌には次のような変化が起こります。

  • 皮脂分泌の減少:顔の皮脂量が減り、バリア機能が低下して乾燥しやすくなる
  • 水分保持力の低下:セラミドやヒアルロン酸の産生が減り、顔の肌が水分を保てなくなる
  • ターンオーバーの乱れ:肌の生まれ変わりの周期が長くなり、くすみやシワが目立つようになる
  • コラーゲンの減少:顔の肌のハリ・弾力が失われ、シワやたるみが進行する

自律神経の乱れも顔の肌荒れの原因に

更年期にはホルモンバランスの変化に伴い、自律神経も乱れやすくなります。自律神経が乱れると血行が悪化し、顔の肌に必要な栄養が届きにくくなります。その結果、顔色がくすんだり、乾燥が悪化したりといった肌トラブルが生じます。

さらに、ストレスや睡眠不足が重なると症状はいっそう深刻になります。更年期の顔の肌荒れは、ホルモン低下・自律神経の乱れ・生活習慣の変化が複合的に絡み合って起きているのです。

更年期の顔の肌荒れ:症状パターン別の特徴

更年期の顔の肌荒れといっても、その症状は人によってさまざまです。「自分の肌の状態がどのパターンに近いか」を知ることが、正しいケアへの第一歩です。ここでは代表的な4つの症状パターンをご紹介します。

症状パターン 顔に現れる特徴 起きやすい人・時期
乾燥・粉ふき 頬・額がカサカサになる、粉をふく、皮膚がつっぱる 閉経前後の女性、もともと乾燥肌の方
赤み・ほてり 頬・鼻周りが赤くなる、顔が熱を持つ、ヒリヒリする ホットフラッシュが出ている時期
かゆみ・湿疹 刺激で顔がかゆくなる、かくと広がる、赤い湿疹が出る ストレスが多い時期、季節の変わり目
大人ニキビ あご・口周り・フェイスラインにできる、繰り返す ホルモンバランスが乱れやすい方

これらの症状が顔に複数同時に現れるケースも珍しくありません。「乾燥しているのにニキビもできる」「保湿をしっかりしているのにかゆみが止まらない」という場合は、外側のスキンケアだけでなく、体の内側の不調が影響している可能性があります。

こんな症状は皮膚科への相談もおすすめ

顔の湿疹がジュクジュクしている、炎症がひどく痛みがある、急速に症状が悪化している——このような場合は、まず皮膚科を受診してください。炎症を抑えたうえで、繰り返す肌荒れの根本原因として漢方での体質改善を検討するのがおすすめです。

更年期の顔の肌荒れを悪化させるNG習慣と正しいスキンケア手順

更年期の顔の肌は、若い頃とは状態がまったく異なります。これまでと同じスキンケアを続けていると、かえって肌荒れを悪化させてしまうことがあります。まず、やってしまいがちなNG習慣を見直しましょう。

やってしまいがちなNG習慣

  • 熱いお湯で洗顔:必要な皮脂まで洗い流してしまい、顔のバリア機能がさらに低下します
  • ゴシゴシこする洗顔・タオルでの拭き方:摩擦が刺激となり、顔の炎症や赤みを悪化させます
  • マスクによる蒸れ・摩擦:更年期の敏感な顔の肌には特にダメージが大きく、かゆみや湿疹の原因になります
  • アルコール入り化粧水・収れん化粧水の使用:刺激が強く、顔の乾燥をさらに悪化させます
  • 顔を触る癖:手の雑菌が顔の肌に付着し、ニキビや炎症を引き起こします

更年期の顔に合った正しいスキンケア手順

更年期の顔の肌荒れを防ぐために大切なのは、「刺激を減らし、保湿をしっかり行う」ことです。以下の手順を毎日のケアに取り入れてみてください。

1

洗顔:ぬるま湯(38℃程度)でやさしく

泡立てネットでしっかり泡を作り、泡で顔を包み込むように洗います。こすらず、泡の力で汚れを落とすのがポイントです。すすぎもぬるま湯で丁寧に。タオルで拭くときはやさしく押さえるようにしましょう。

2

化粧水:アルコールフリーで保湿成分配合のものを

セラミド・ヒアルロン酸配合の化粧水がおすすめです。顔全体に手でやさしくなじませ、コットンでの拭き取りは避けましょう。刺激の少ない化粧品を選ぶことが大切です。

3

美容液:コラーゲン・ナイアシンアミド配合がおすすめ

顔のハリやシワが気になる方は、コラーゲン・ナイアシンアミドなどの美容成分を含む美容液をプラスしましょう。顔の気になる部分にやさしくなじませます。

4

クリーム・乳液:油分で蓋をして水分の蒸発を防ぐ

化粧水や美容液で補った水分を逃がさないよう、クリームや乳液で顔全体にフタをします。乾燥肌がひどい部分には重ねづけを。顔の状態に合わせて量を調整してください。

5

紫外線対策:日焼け止めは年間を通して必須

紫外線は顔のシミ・赤みを悪化させる大きな原因です。日焼け止めを毎日しっかり塗り、外出時は帽子や日傘で顔を守りましょう。更年期の顔の肌はバリア機能が低下しているため、紫外線の影響を受けやすい状態です。

避けるべき成分と選ぶべき成分

避けるべき成分 選ぶべき成分
アルコール・エタノール セラミド・ヒアルロン酸
強い香料・着色料 ナイアシンアミド・コラーゲン
強い界面活性剤 アミノ酸系洗浄成分

正しいスキンケアは更年期の顔の肌荒れケアの基本です。しかし、これらの方法をしっかり実践しても「顔の肌荒れが繰り返す」「改善しない」と感じる方もいらっしゃいます。その場合は、外側のケアだけでなく体の内側から整えるアプローチが必要かもしれません。

体質から整える:漢方での顔の肌荒れ改善アプローチ

スキンケアを見直しても顔の肌荒れが改善しない場合、原因は体の内側にあります。漢方では「気(き)・血(けつ)・水(すい)」のバランスが崩れることで、さまざまな不調が顔の肌に現れると考えます。

更年期は女性ホルモンの低下に伴い、この気・血・水のバランスが大きく乱れやすい時期です。漢方は症状を一時的に抑えるのではなく、体質そのものを整えることで、顔の肌荒れの根本にアプローチします。

体質タイプ別:顔の肌荒れと漢方の考え方

ご自身の顔の肌の状態と照らし合わせながらご覧ください。

タイプ① 血虚タイプ(乾燥・くすみ)

顔がカサカサして粉をふく/目の下にクマが出やすい/顔色がくすんで青白い/疲れやすく、立ちくらみがある/爪が割れやすい・髪が細くなった

よく使われる漢方:当帰芍薬散、四物湯、温清飲——血を補い、顔の肌に栄養と潤いを届ける

タイプ② 陰虚タイプ(赤み・ほてり)

顔に赤みやほてりがある/頬が赤くヒリヒリする/口や喉が乾きやすい/夜に顔の症状が悪化する/手足が熱いのに体の芯は冷える

よく使われる漢方:六味丸、知柏地黄丸、温清飲——潤いを補い、顔の余分な熱を冷ます

タイプ③ 気滞タイプ(ストレス・ニキビ)

ストレスで顔の肌荒れが悪化する/あご・フェイスラインにニキビが繰り返す/生理前に顔の肌荒れがひどくなる/イライラしやすい・気分の波が大きい/肩こり・頭痛もある

よく使われる漢方:加味逍遥散、桂枝茯苓丸——気の巡りを整え、ストレスによる顔の肌荒れを改善

タイプ④ 湿熱タイプ(赤み・じゅくじゅく)

顔の赤みが強い・皮脂が多い/顔にじゅくじゅくした湿疹が出る/夏に顔の肌荒れが悪化する/体がむくみやすく重だるい/甘いもの・脂っこいものが好き

よく使われる漢方:黄連解毒湯、防風通聖散——体の余分な熱と湿を取り除き、顔の炎症を鎮める

大切なポイント

上記はあくまで目安です。実際には顔の肌荒れの症状だけでなく、体力・生活習慣・他の不調との兼ね合いなどを総合的に判断して、体質に合った漢方をお作りします。「自分がどのタイプかわからない」という方も、LINEでご相談いただければ薬剤師が個別に確認いたします。

漢方での顔の肌荒れ改善アプローチ

顔の肌荒れ、どのタイプか気になりますか?

1950年創業・漢方一筋75年の天心堂薬局では、
お一人おひとりの体質に合わせた漢方相談を行っています。
スタッフは全員女性。デリケートなお悩みも安心してお話しいただけます。
お気軽にご相談ください。ご予約がおすすめです。

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返信は営業日1〜2日以内|福岡・天心堂薬局(大名)

スキンケアと漢方、組み合わせることで変わること

更年期の顔の肌荒れに対して、スキンケアと漢方はそれぞれ異なる役割を持っています。どちらか一方ではなく、両方を組み合わせることで相乗効果が生まれます。

アプローチ 役割 単独での限界
スキンケア(外側) 顔の肌表面の保湿・バリア機能の補助・紫外線からの保護 ホルモン低下による内側の乾燥や不調には届かない
漢方(内側) 体質を整え、気・血・水のバランスを回復させる 肌表面の保護や紫外線対策は別途必要
両方の組み合わせ 外側から守りながら、内側から体質を整える 根本改善と日々のケアの両立が可能に

漢方と合わせて実践したい生活習慣

顔の肌荒れの改善には、スキンケアと漢方に加えて生活習慣の見直しも大切です。以下のポイントを意識してみてください。

  • 睡眠の質を上げる:就寝中に成長ホルモンが分泌され、顔の肌の再生が進みます。6〜7時間の睡眠を確保しましょう
  • 食事でインナーケア:コラーゲン(手羽先・魚の皮)、ビタミンC(果物・野菜)、大豆イソフラボン(豆腐・味噌)は顔の肌にとって大切な栄養素です
  • ストレスケア:気の巡りを整えるために、軽い運動・入浴・深呼吸などでストレスを溜め込まないことが必要です
  • 体を冷やさない:冷えは血行を悪化させ、顔の肌への栄養供給を妨げます。温かい飲み物や入浴で体の巡りを保ちましょう

漢方で内側から体質を整えながら、正しいスキンケアと生活習慣を組み合わせることで、3ヶ月ほどで体が変わってくるのを感じる方が多いです。「どこから始めればいいかわからない」という方は、まず薬剤師にご相談ください。

よくある質問

更年期の顔の肌荒れはいつまで続きますか?

個人差がありますが、更年期症状が落ち着く50〜55歳頃に改善する方が多いです。ただし、その間ずっと我慢する必要はありません。漢方で体質を整えることで、顔の肌荒れの改善が早まることもあります。

皮膚科に行くべきですか?漢方薬局に行くべきですか?

顔に湿疹やひどい炎症がある場合は、まず皮膚科を受診してください。スキンケアを変えても顔の肌荒れが繰り返す場合や、原因がわからない場合は、漢方で体質から整えるアプローチがおすすめです。

漢方を飲めば顔の肌荒れは改善しますか?

「飲めば必ず改善する」とは言えませんが、体質に合った漢方を選ぶことで改善が期待できます。目安として1〜3ヶ月の継続をおすすめしています。体質が整うことで、顔の肌荒れだけでなく他の更年期症状も和らぐことがあります。

市販の漢方薬でも効果がありますか?

体質に合えば効果が期待できます。ただし、更年期の顔の肌荒れは複合的な原因が絡んでいることが多いため、薬剤師に相談して体質に合った漢方を選ぶ方法がおすすめです。

全国どこからでも相談できますか?

はい。LINEで気軽にご相談いただけます。全国対応で、漢方はご自宅へ郵送しています。まずはお気軽にメッセージをお送りください。

まとめ

我慢せず早めにご相談ください

更年期の顔の肌荒れは、見た目だけでなく気持ちにも影響する深刻な悩みです。「もう年だから仕方ない」と諦めてしまう方もいらっしゃいますが、正しいスキンケアと体質に合った漢方で改善できるケースは少なくありません。

天心堂薬局は1950年創業の漢方専門薬局です。女性特有の悩みや更年期症状に関する個別相談を長年担当しています。顔の肌荒れでお困りの方は、LINEからお気軽にご相談ください。

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※この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスを提供するものではありません。具体的な症状や治療については、専門家にご相談ください。
※効果には個人差があります。