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ヨクイニン(ハトムギ)がニキビに効く理由
創業75年の漢方薬局が体質別に解説

監修:天心堂薬局 薬剤師
天心堂薬局(福岡市中央区大名|漢方専門薬局|創業1950年)
漢方相談歴60年以上の薬剤師が在籍する、女性スタッフのみの漢方専門薬局です。
PMS・更年期・不妊・肌荒れなど女性特有のお悩みを中心に、お一人おひとりの体質に合わせたご相談を行っています。
全国実力薬局100選(子宝・不妊漢方部門)認定。

「皮膚科に行っても改善しない」「スキンケアを変えてみたけど変わらない」——そんなニキビの悩みを抱えて、当薬局にご相談に来られる方はとても多いです。

ニキビの悩みを抱えて、当薬局にご相談に来られる方はとても多いです。

漢方の世界では、ニキビは肌だけの問題ではなく、体の内側のバランスが乱れているサインと捉えます。その中でも、ヨクイニン(ハトムギの生薬名)は古くから肌の状態を内側から整えるとされてきた生薬です。

この記事では、60年以上ヨクイニンを見てきた漢方専門薬局の視点から、ヨクイニンがニキビに関係する理由と、体質別の考え方をお伝えします。

目次

ヨクイニン(ハトムギ)とは

ヨクイニン(薏苡仁)は、ハトムギの種子を乾燥させた生薬です。食品としても広く知られているハトムギですが、漢方では古くから皮膚や胃腸に関わる生薬として使われてきました。

漢方的には「脾(胃腸)を整え、体内の余分な湿気や老廃物を排出するのを助ける」とされており、この働きが肌の状態にも関係すると考えられています。

現代では第3類医薬品として市販されているものもありますが、漢方専門薬局では体質に合わせた使い方を提案しています。

ヨクイニンがニキビに関係する理由

「なぜ漢方生薬がニキビに関係するの?」と思われる方も多いと思います。漢方の考え方では、ニキビは肌だけの問題ではなく、体の内側のバランスが乱れることで起きると考えます。

当薬局の薬剤師はこう話しています。

「皮膚科に行っても治らない、スキンケアを変えても変わらないという方がとても多くいらっしゃいます。お話を聞いてみると、生理周期と連動していたり、胃腸の調子が悪い時期と重なっていたりすることがよくあります。漢方では体全体を見て、原因を探していきます」

— 天心堂薬局 薬剤師(漢方相談歴60年以上)

漢方的な視点では、ニキビと体の内側は次のようにつながっていると考えます。

漢方から見たニキビの原因

胃腸の乱れ

便秘や消化不良が続くと体に老廃物が溜まりやすく、炎症が起きやすくなるとされています

ホルモンバランスの乱れ

特に生理前のニキビは、腎・肝のバランスが関係しているとされます

血の巡りの滞り

気血の流れが悪いと、肌の新陳代謝(ターンオーバー)にも影響することがあります

熱や炎症体質

体内に余分な熱がこもりやすい体質の方は、赤みの強いニキビが出やすい傾向があります

ヨクイニンはこの中でも特に「胃腸を整え、余分な湿気・老廃物を排出する」働きが注目されており、肌の状態を内側からサポートする生薬として古くから使われてきました。

ヨクイニンがニキビに関係する理由

体質タイプ別の考え方

漢方では「同じニキビでも体質によってアプローチが変わる」と考えます。ヨクイニンが合いやすい体質と、他の漢方との組み合わせが必要な体質があります。

当薬局の薬剤師はこう話しています。

「20代のニキビと40〜50代の吹き出物は出方が違います。年代だけでなく、ホルモンバランスの乱れが原因か、胃腸の問題か、生活習慣が影響しているかによって、提案する漢方も変わってきます。漢方は体全体を見るので、ニキビだけを見るのではなく、その方の全体像から考えます」

— 天心堂薬局 薬剤師(漢方相談歴60年以上)

ニキビの体質タイプ別イメージ(漢方的な分類)

※あくまで目安です。実際は専門家が詳しくヒアリングした上で判断します。

胃腸・湿熱タイプ

脂っこいもの・甘いものが好き、便秘がち、赤みのあるニキビが多い

→ ヨクイニンが合いやすいタイプ

ホルモン・気滞タイプ

生理前に悪化する、イライラしやすい、頬・あごにニキビが出やすい

→ 加味逍遙散などと組み合わせることも

血虚タイプ

疲れやすい、肌が乾燥しやすい、治りが遅い

→ 血を補う漢方との組み合わせを検討

熱感が強いタイプ

赤みが強く、熱を持ったニキビが多い、体がほてりやすい

→ 清上防風湯・五涼華などとの組み合わせも

「自分がどのタイプかわからない」という方がほとんどです。当薬局では、詳しいヒアリングをした上で体質を確認し、その方に合ったご提案をしています。

変化を感じやすい人・感じにくい人

ヨクイニンを含む漢方は、体質に合っている場合は変化を感じやすく、生活習慣が整っている方ほど効果が出やすいとされています。

当薬局の薬剤師はこう話しています。

「同じ漢方でも、食事・睡眠・生活リズムが整っている人はちゃんと変化が出やすいです。逆に、生活習慣が乱れたままだとなかなか変化を感じにくい。漢方は生活習慣の土台があってこそ、本来の働きが出やすくなります」

— 天心堂薬局 薬剤師(漢方相談歴60年以上)

「飲んでいるけど変化がない」と感じる場合、体質が合っていないか、生活習慣の影響が大きい可能性があります。一度専門家に相談してみることをおすすめしています。

続け方のポイント

漢方は即効性より、じっくり体質を整えていくアプローチです。ヨクイニンも、2〜3ヶ月を目安に続けることで変化を感じる方が多いとされています。

続けるためのポイント

  • 症状が落ち着いても急にやめず、様子を見ながら続ける
  • 漢方薬として飲む場合は、食前または食間(食後2時間)が基本
  • 食品(ハトムギ)として取り入れる場合は、毎日少量ずつ続けるのがおすすめ
  • 体の変化(肌だけでなく、胃腸・睡眠・気分など)を観察しながら続ける

なお、ヨクイニンを食品として日常的に取り入れたい方は、ハトムギの食べ方について詳しく解説した記事もあわせてご覧ください。乾燥したままそのまま食べる方法や、お茶としての飲み方もご紹介しています。

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よくあるご相談

よくあるご相談 ① / 皮膚科に行っても治らないタイプ

「皮膚科で塗り薬をもらっているけど、やめるとすぐ繰り返す。根本的に何とかしたい」

→ このようなご相談はとても多くいらっしゃいます。塗り薬は外からのアプローチのため、体の内側に原因がある場合は繰り返しやすい傾向があります。漢方では体質・ホルモンバランス・胃腸の状態などを総合的に見て、内側からのアプローチをご提案しています。

よくあるご相談 ② / 生理前に悪化するタイプ

「毎月生理前になると必ずニキビが出る。生理が終わると落ち着くけど、また繰り返す」

→ 生理周期と連動したニキビは、ホルモンバランスの乱れが影響していることが多いです。このような場合は、ヨクイニン単独よりホルモンバランスに働きかける漢方との組み合わせをご提案することがあります。お気軽にご相談ください。

よくあるご相談 ③ / 市販薬を試したタイプ

「市販のヨクイニン錠を飲んでみたが、自分に合っているかわからない」

→ 市販のヨクイニン製剤はあらかじめ決まった処方のため、体質によっては合いにくいことがあります。漢方専門薬局では、詳しいヒアリングをした上で体質に合ったご提案をしていますので、「なんとなく続けているが変化を感じない」という方はご相談いただけます。

よくあるご相談 ④ / 大人になってからニキビが出始めたタイプ

「20代の頃はなかったのに、30〜40代になってからニキビが増えてきた」

→ 大人になってからのニキビは、ホルモンバランスの変化・生活習慣の蓄積・ストレスなどが影響していることが多いです。若い頃とは体質が変わっていることもありますので、改めて体質を確認した上でのアプローチをおすすめしています。

よくあるご相談 ⑤ / 製剤と食品の摂取量について

「ヨクイニン製剤として摂る量と、ハトムギを食品として摂る量は違いますか?」

→ はい、まったく違います。ヨクイニン製剤(第2類医薬品)は錠剤で1日15〜18錠、顆粒で1日3包(6g)など、製品の用法用量に従って服用します。一方、食品としてのハトムギは大さじ1〜2杯(約10〜30g)が目安です。原料は同じハトムギですが、位置づけが違いますのでご注意ください。詳しくは ハトムギは1日どれくらい食べていい?摂取量の目安 の記事でご紹介しています。

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ハトムギの食べ方|そのままでOK?創業75年の漢方薬局が教える続けるコツ

ハトムギは1日どれくらい食べていい?摂取量の目安

まとめ

ヨクイニン(ハトムギ)とニキビの関係について、改めて整理します。

「自分の体質がわからない」「市販薬を試したけど変化がない」など、気になることがあればLINEからお気軽にご相談ください。全国対応しています。

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