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福岡で話題の「謎の風邪」|喉痛・長引く咳・声枯れに漢方薬局がご提案できること【2026年5月】

監修:天心堂薬局 薬剤師

天心堂薬局(福岡市中央区大名|漢方専門薬局|創業1950年)
漢方相談歴60年以上の薬剤師が在籍する、女性スタッフのみの漢方専門薬局です。
PMS・更年期・不妊・肌荒れなど女性特有のお悩みを中心に、お一人おひとりの体質に合わせたご相談を行っています。
全国実力薬局100選(子宝・不妊漢方部門)認定。

喉の違和感がずっと続く」「咳が2週間経っても抜けない」「声が枯れて出にくい」「熱はないのに体がだるい」——
2026年5月、福岡を中心にこんな症状を訴える方が増え、SNSやニュースで「謎の風邪」として話題になっています。

謎の風邪で悩む女性

天心堂薬局(福岡市中央区大名)にも、こうした「長引く喉・咳の不調」でご相談にいらっしゃる方が増えています。コロナ・インフルエンザの検査をしても陰性で、「なぜ治らないの?」という不安を抱えていらっしゃる方が多いです。

天心堂薬局は、福岡市中央区大名で1950年から続く漢方専門薬局。漢方相談歴60年以上の薬剤師が在籍し、お一人おひとりの体質に合わせたご相談を長年担当してきました。全国実力薬局100選にも認定されています。

この記事では、話題の「謎の風邪」の症状の特徴・指摘されている原因・漢方視点での捉え方・養生のポイントを、漢方薬剤師の視点でわかりやすくお伝えします。

目次

「謎の風邪」とは?2026年5月から福岡で話題に

SNSで広がる「謎の風邪」

2026年5月中旬、Xなどで「福岡で謎の風邪が流行っている」という投稿が急増し、トレンド入り。5月19日にはKBC「ぎゅっと」でも特集が組まれ、1日に100人以上の方が「風邪」を訴えて来院する病院もあると報じられました。

その後、西日本から関東、そして全国へ広がっているとの声も増えています。

多くの方が訴えている症状

「謎の風邪」と呼ばれる症状には、共通する特徴があります。

コロナ検査もインフルエンザ検査も陰性」「でも症状はしっかりある」「なかなか治らない」——これが多くの方が"謎"と感じる理由です。

「謎の風邪」の原因として指摘されているもの

2026年5月20日、福岡県医師会は「ウイルス性の一種の可能性が高い」との見方を示しています(現時点では確定情報なし)。また、メディアや専門家の報道を整理すると、いくつかの要因が重なっている可能性が指摘されています。

指摘されている5つの要因

① ヒトメタニューモウイルス(hMPV)

春〜初夏に流行しやすい呼吸器ウイルス。大人もかかり、咳が長引きやすい。専用の検査・治療薬はなく対症療法が中心。

② ライノウイルス・ヒトパラインフルエンザウイルス

5〜6月に流行する通常の風邪ウイルスも可能性として挙げられる。

③ マツ花粉(過去5年で最多)

2026年は過去5年で最多の飛散量。粒子が大きく、喉・鼻の粘膜への物理的刺激が強い。

④ PM2.5・黄砂

2026年春は飛来が活発。喉の粘膜に付着し、慢性的な炎症を引き起こす可能性。

⑤ 寒暖差・自律神経の乱れ

日中の真夏日と朝晩の冷え込みの差が大きく、自律神経が乱れて免疫力が低下しやすい。

① ヒトメタニューモウイルス(hMPV)

複数の医療機関でhMPVの検出が報告されています。hMPVは:

② ライノウイルス・ヒトパラインフルエンザウイルス

5〜6月に流行する通常の風邪ウイルスも、可能性として挙げられています。

③ マツ花粉(過去5年で最多)

2026年のマツ花粉の飛散量は、過去5年で最も多いと耳鼻咽喉科専門医から指摘されています。マツ花粉はスギに比べて粒子が大きく、アレルギーは起こしにくい一方で、喉・鼻の粘膜への物理的刺激が強いのが特徴です。

④ PM2.5・黄砂

2026年春は黄砂・PM2.5の飛来も活発でした。これらが喉の粘膜に付着し、慢性的な炎症を引き起こす可能性があります。

⑤ 寒暖差・自律神経の乱れ

2026年5月は、日中30度近い真夏日と朝晩の冷え込みの差が大きい日が続きました。寒暖差は自律神経を乱し、結果として免疫力の低下につながるとされています。

🔑 まとめると…
1つのウイルス」というよりは、複数の環境要因が重なり、ふだんなら跳ね返せる弱い刺激にも体が反応してしまっている——というのが、今のところ最も有力な見方です。

漢方視点で「謎の風邪」を考える

漢方の世界では、こうした「長引く喉の不調・咳・声枯れ」を、体全体のバランスで捉えます。「ウイルスをやっつける」というよりは、「体の土台を整え、回復する力を支える」という発想です。

視点①|肺・喉の粘膜の「うるおい不足(陰虚)」

漢方では、「肺(はい)」喉・鼻・呼吸器全体を司ると考えます。乾燥した空気・花粉・PM2.5などで肺がダメージを受けると、「陰(うるおい)」が不足し、こんなサインが現れます。

「うるおいを補う」食材(白キクラゲ・梨・蓮根・ハチミツなど)が伝統的に親しまれてきました。

視点②|防御力「衛気(えき)」の不足

漢方には「衛気(えき)」という概念があります。これは体の表面を守る、目に見えないバリアのようなもの。衛気が弱まると:

「衛気を補う」漢方(玉屏風散など)が知られています。

視点③|「気虚」の体質背景

気虚(ききょ)」=エネルギー不足の体質の方は、症状が長引きやすい傾向があります。

なつめ・山芋・人参など「気を補う」食材を、回復期に取り入れる方も多いです。

視点④|「肺と腎の繋がり」

咳が長期化したり、夜に悪化したり、深いところから出る咳は、漢方では「肺と腎の両方が弱っている」と捉えます。特に40代以降の方や、慢性的な体調不良がある方に多いタイプです。

養生のポイント|今すぐできるセルフケア

漢方の知恵を活かして、日々の暮らしで取り入れやすいケアをご紹介します。

🌿 食事で気をつけたいこと

⭕ やりたいこと ❌ 控えたいこと
温かいスープ・お粥 冷たい飲み物・氷
ハチミツ・梨・大根 刺激物(辛い・脂っこい)
白キクラゲ・蓮根 アルコール(粘膜を乾燥させる)
生姜・ネギ(初期に) カフェイン過剰(脱水を招く)
温かいなつめ茶・しょうが湯 甘いお菓子の食べ過ぎ

💧 とにかく「うるおい」を意識

😴 睡眠と休息を最優先

🚿 体を冷やさない

🌬️ 環境を整える

症状の段階で変わる|漢方の考え方

“漢方のイメージ”

漢方では、同じ「風邪症状」でも、症状の出方・段階・体質によってアプローチが変わります。「謎の風邪」のように症状が変化していくケースでは、段階に合わせて使い分けるという考え方があります。

実は、この記事の執筆担当(私)自身もこの「謎の風邪」にかかり、症状の段階に合わせて漢方を使い分けてみました。あくまで一個人の体験ですが、漢方の使い分けのイメージとしてご紹介します。

段階①|初期:喉が腫れて痛い → 桔梗湯(ききょうとう)

唾を飲み込むのも痛い」「喉が真っ赤に腫れている」——そんな初期の喉の急性炎症には、桔梗湯が古くから親しまれてきました。

桔梗湯の特徴 内容
構成生薬 桔梗・甘草の2種類のシンプルな組み合わせ
得意な症状 喉の腫れ・痛み・声枯れ・扁桃炎
特徴 漢方の中でも比較的早く実感できるものとして知られる
飲み方 少しずつ口に含み、ゆっくり溶かして飲むのがコツ

私の場合、喉の痛みがピークの時に試してみたら、「喉に何か当てて落ち着かせる感じ」を感じました(個人差はあります)。漢方の本でも、桔梗湯は「うがいするように口に含んでから飲む」と効果を感じやすいとされています。

段階②|中期:水っぽい鼻水・くしゃみ → 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

喉の痛みが落ち着いてくると、次は透明でサラサラした鼻水・くしゃみの段階に。これは漢方で「水滞(すいたい)」と呼ばれる、体内の水分代謝の乱れとして捉えられます。

小青竜湯の特徴 内容
構成生薬 麻黄・芍薬・乾姜・甘草など8種類
得意な症状 透明でサラサラの鼻水・くしゃみ・水っぽい痰・アレルギー性鼻炎
特徴 体を温めながら水分代謝を整える
注意 麻黄が含まれるため、高血圧・心臓病の方は要相談

私の場合、鼻水のだらだらが続く段階で試してみたところ、「鼻の奥のジトジト感が和らぐ」感じがしました。

💡 小青竜湯について、より詳しい体質別の使い方は花粉症に小青竜湯は効く?効かない人の特徴と正しい飲み方を薬剤師が解説で解説しています。

段階③|後期:乾いた咳・声枯れ → 麦門冬湯(ばくもんどうとう)

風邪のピークを過ぎても、「乾いた咳がしつこく残る」「声がかすれる」「喉がカラカラ」——この段階は、喉や気管支のうるおいが不足している状態と漢方では捉えます。

麦門冬湯の特徴 内容
構成生薬 麦門冬・半夏・甘草・人参・粳米・大棗の6種類
得意な症状 乾いた咳・声枯れ・喉の渇き・粘っこい痰
特徴 喉と気管支にうるおいを与える(陰虚タイプの咳に)
大棗(なつめ)も配合 滋養を補い、咳の回復を支える

私の場合、咳がいつまでも残る後半に試したところ、「喉が少し落ち着いてくる」感じがしました。

「自分の段階」がわからない時は

ここでお伝えした使い分けは漢方の本に紹介されている考え方で、私の個人的な体験はあくまで一例です。実際には:

「自己判断で飲む」のではなく、漢方薬剤師にご相談いただくのが安心です。

天心堂薬局では、LINEでお話を伺いながら、お一人おひとりの症状の段階・体質に合わせたご提案ができます。

💬 「私の今の症状にはどれが合う?」と思ったらLINEへ

「症状の段階に合わせて漢方を試してみたい」「自分の体質に合うのはどれ?」——お気軽にご相談ください。全国どこからでも、ご自宅から気軽にLINEでご相談いただけます。

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返信は営業日1〜2日以内|福岡・天心堂薬局(大名)

⚠️ 病院に行ったほうがいいサイン

漢方や養生は「補助的なサポート」です。以下の症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。

→ 上記がない場合でも、ご心配な方は耳鼻咽喉科・内科をご受診ください。漢方相談は、医療機関の診察と並行してお役立ていただけます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「謎の風邪」は本当にウイルスなのですか?

報道や専門家の見解では、ヒトメタニューモウイルス(hMPV)・ライノウイルスなど複数のウイルスが候補に挙げられていますが、確定的な原因は判明していません。花粉・PM2.5・寒暖差・自律神経の乱れなど、複数の要因が重なっている可能性が高いとされています。

Q2. コロナ・インフル検査が陰性ですが大丈夫?

ウイルスや原因不明の症状でも、症状が長引く・悪化する場合は医療機関を受診してください。耳鼻咽喉科・呼吸器内科・内科でのご相談が安心です。

Q3. 子どもが「謎の風邪」のような症状です。漢方を使えますか?

お子さまの場合、小児科の受診を最優先にしてください。漢方は、小児科での診察後、補助的にご相談いただける選択肢の一つです。お子さまの体質・年齢により合うものが異なるため、必ず漢方薬剤師にご相談ください。

Q4. 妊娠中・授乳中ですが漢方を取り入れていいですか?

妊娠中・授乳中も安全に取り入れていただける養生・食材があります。ただし、症状や時期、体質によって合うものが異なるため、必ずご相談ください

Q5. 咳がもう3週間続いています。どうすればいい?

3週間以上続く咳は、漢方では「慢性化のサイン」とみなします。マイコプラズマ・百日咳・咳喘息など他の原因の可能性もあるため、まず医療機関の受診を強くおすすめします。その上で、体質ケアとして漢方相談を併用いただけます。

Q6. 養生だけで治りますか?

軽症の方は、休息・うるおいケア・体を温める養生で楽になる方もいらっしゃいます。ただし、症状が強い・長引く場合は、医療機関の受診と並行して、体質に合った漢方の提案もご相談いただけます。

Q7. 福岡から遠方ですが、相談だけでもできますか?

はい、LINEで全国どこからでもご相談いただけます。お話を伺いながら、お一人おひとりの体質をご一緒に整理いたします。

🙋 漢方を試してみて感じたこと

ここまで「謎の風邪」と漢方の使い分けについて整理してきましたが、最後に、執筆担当として私自身が体験から感じたことをお伝えします。

「漢方を飲めば必ず治る」「これが正解」と断言することはできません。症状の感じ方も、回復のスピードも、人それぞれだからです。

ただ、症状の段階(初期の喉痛 → 中期の鼻水 → 後期の乾いた咳)に合わせて漢方を選んでみたことで、「今、自分の体は何を必要としているのか?」と向き合う機会になりました。

「とりあえず市販薬を飲んで様子を見る」のではなく、体のサインを聞きながらケアしていく——この視点は、今回の体験を通じて改めて大切だと感じています。

漢方は「これを飲めば治る」という発想ではなく、「体が今、何を必要としているか」を考えるためのツール。だからこそ、お一人おひとりの体質・症状の段階に合わせて、漢方薬剤師と一緒にご相談いただくことに価値があるのだと思います。

体験から学んだ3つのポイント

学び 内容
① 体のサインに気づく 「喉が痛い→鼻水→乾いた咳」と症状が移り変わることを認識する
② 段階に合わせて選ぶ 同じ「風邪」でも、初期・中期・後期で必要な漢方が違う
③ 専門家に相談する 自己判断だけに頼らず、漢方薬剤師に体質を見てもらう

「謎の風邪」のように原因がはっきりしない不調は、これからも季節の変わり目に起こり得ます。そんなときに、自分の体と対話するヒントとして、漢方の考え方が役に立つかもしれません。

💬 まずはLINEで気軽にご相談ください

「咳が長引いている」「声枯れが続いている」「体質から立て直したい」——どんなお悩みでも、まずはLINEで一言ください。全国どこからでも、ご自宅から気軽にご相談いただけます。

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まとめ|長引く不調は、一人で抱え込まないで

女性薬剤師のイメージ

2026年5月、福岡を中心に話題になっている「謎の風邪」は、ヒトメタニューモウイルス・マツ花粉・PM2.5・寒暖差・自律神経の乱れなど、複数の要因が重なって起きている可能性があります。

咳がなかなか抜けない」「声が戻らない」「だるさが続く」——こうした長引く不調は、一人で抱え込むと不安が膨らみがちです。漢方の世界には、体の土台を整え、回復を支える多くの知恵があります。

まずは医療機関の受診で原因を確認いただいた上で、養生・体質ケアの観点で、漢方薬局のご相談もぜひお役立てください。

天心堂薬局について

天心堂薬局は1950年創業の漢方専門薬局です。
女性特有の悩みや更年期症状に関する個別相談を長年担当しています。
全国実力薬局100選(子宝・不妊漢方部門)認定。

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→ 体質別アプローチの参考に

[出典・参考]

  • coki.jp(2026年5月)|ネットで話題沸騰の謎風邪 正体はヒトメタニューモウイルスか?
  • KBC「ぎゅっと」(2026年5月19日)|「福岡で謎の風邪」とSNSで話題に
  • TVQ九州放送(2026年5月20日)|福岡で流行る「謎の風邪」 医師会が「ウイルス性の可能性高い」との見解
  • 西日本新聞(2026年5月)|福岡で"謎の風邪"流行? SNSで投稿広がる
  • togetter.com|福岡を中心に「喉に薄く痰が絡む」謎の症状を訴える人が多い?
  • ※本記事の医学的内容は、複数の報道・専門家見解を参考にしています

※この記事は一般的な漢方の考え方をご紹介するものであり、医学的な診断や特定の効果効能を保証するものではありません。気になる症状がある方は、医師や薬剤師にご相談ください。
※効果には個人差があります。